高さん、お疲れ様

2000年9月1日
1ヶ月もICUで病気と闘いつづけた高さんが私が夜勤のとき逝かれてしまった。印象的な患者さんで、とても辛抱強く、家族にも気を使い面会にこさせない人だった。最後の時まで奥さんしか間に合うことができなかった。私がもっと早くにお子さん達に電話して置くべきだった。ごめん、高さん。
死後の世界は安らかなんだろうかといつも思う。半年も気管切開していて、しゃべりたがっていた高さんは、今はぺらぺらとおしゃべりしているだろうか。
こうやって思い返すと、もっと私にできたことはたくさんあったと思う。状態が安定している時、家族と散歩に連れ出せばよかった。見たがっていたテレビのところまで連れてこればよかった。
看護婦ってつくづく重い仕事だと感じる。

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